0から自分自身で勉強して苦労をしながら何かを身につけるのは、すごく大事なこと。それを踏まえた上で「何か独立してやりたい!」という学生に堤さんが勧める進路選択とは。

【Vol.8-3 SAGA国際法律事務所 代表弁護士 堤雄史氏キャリア編】

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MYGOAL 第8回目のインタビューは、SAGA国際法律事務所 代表弁護士 堤雄史氏。

学生時代、開発途上国で出会った貧しい人を助けたいと弁護士になることを決意された堤さん。 2010年に日本の弁護士資格を取得された後、アジア最後のフロンティアとして注目されるミャンマーにて独立され、アジア新興国に展開する法律事務所の代表をされていらっしゃいます。 また弁護士というお堅いイメージとは裏腹に、学生時代からバックパックで世界を周られ、その滞在国は90か国以上とのこと!

堤さんのキャリアについて、そして私たち学生にむけてのアツい言葉をたくさんいただいたので、ぜひ読んでください!!

《SAGA国際法律事務所 代表弁護士 堤雄史氏 インタビュー記事一覧》

  1. キャリア編 学生時代から海外バックパック!その滞在国はなんと90か国以上!旅での出会いから導かれた「弁護士」という自分の進むべき道。 
  2. キャリア編 軍事政権から民事政権に「制度」が劇的に変わるミャンマーに飛び込む。「弁護士」資格があることが海外に出る障壁に、そこにチャンスを見出した発想とは。   
  3. 学生にむけて編 0から自分自身で勉強して苦労をしながら何かを身につけるのは、すごく大事なこと。それを踏まえた上で「何か独立してやりたい!」という学生に堤さんが勧める進路選択とは。 ←今ココ 

次の世代が各国の法律分野で活躍していってほしい。

エイミー:今後の目標を教えてください。

堤さん独立した時に、10年はどんどん各国で海外展開すると決めていて。ちょうど独立したのが30歳の時なので、40歳まではそういうかたちでやっていこうと思っています。

旅行の経験から、元々はNGOを立ち上げるお金を稼ぐために弁護士になろうと思っていました。でも今は途上国でNGOというよりもビジネスで展開していきたいと思っています。会社をつくって、事業をして、それを展開していくことで途上国で直接的に雇用を生むことができる。これがいいモデルなのかなと思っています。

また個人的には、大学などでも教えてみたいなと思っています。アジアで実際に法律業務を経験した人はまだほとんどいないので、若い人にも教えていけたらと考えてます。日本人のいいところってたくさんあるので、それを生かして、次の世代が各国の法律分野で活躍していってほしいですね。

自分でやったら1、2年後に気づくことが、日本企業に入った場合は1、2ヶ月の研修で身につくことがある。そんな風に特に日本企業は人を育てることにお金をかけてくれている。

エイミー:学生にむけてメッセージをお願いいたします。

堤さん:何かを0から自分自身で勉強して、苦労をしながら身につけるのは、すごく大事なことだと思います。ただ、お手本となるような内容やビジネスマナーというのは、最初から会社で学んだ方が良いこともあります。自分でやったら1、2年後に気づくことが、日本企業に入った場合は1、2ヶ月の研修で身につくことがある。そんな風に特に日本企業は人を育てることにお金をかけてくれています。

だから、何か独立してやりたいという学生さんには、日本企業で数年しっかり学ぶ方がむしろ近道だと思います。そこで何年間働くかは、自分がそこで頑張って得られるものがどのくらいあるか、というところです。

会社に数年いることは損ではないです。それが日本でも海外でもいいんですけど、どこかで誰かちゃんとした人に学んでほしいと思います。僕も最初の2年は日本の法律事務所で働き、そこで基礎的なことを徹底的に厳しく教えてもらったことが今生きていてます。それがなかったら今の自分はないので。すごくありがたいことだったと感じています。

90何カ国をバックパックされた堤さんにとって旅行とは。

エイミー:これまで90何カ国行かれたということで、今まで行かれた国で、みんなが知らなそうな国ってどこかありますか?

堤さん:そうですね・・ブルンジとかでしょうか。ブルンジはアフリカの国なんですが、アフリカ東部を縦断したことがありまして。その時はエチオピアから入って、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジ、タンザニア、ザンビア、ジンバブエ、南アフリカと周りました。

夜行バスで夕方に街を出て、次の国へ進むというかんじなんですが・・・普通は夜行バスって夜中に進むじゃないですか。でもアフリカの場合、夜は運転手も寝るんですよ(笑)夜になると運転手に「お前らその辺にいろよ」ってバスから追い出されて。現地の人は現地の言葉が出来るから、バスから降りてみんな散らばっていくんですけど「僕はどこに行けばいいの・・?」って(笑)

また、今では行けないようなシリア、レバノンにも行きました。今まで行った中でトップ3に入るくらい、すごく人がいい国でした。今は内戦で悲惨な状態になってしまって・・すごく悲しいですね。

堤さんの旅行Tips

エイミー:堤さんの旅行のスタンスって、何かあったりしますか?

堤さん:そうですね・・行く国の決め方としては、世界地図を見て旅行の流れを決めていますね。どれくらい休み時間が取れるかにもよるんですが、時間があまり取れない時は、島国がオススメです。マダガスカル、スリランカなどですね。他の国への大陸移動ができない島国は、周辺国への旅行がしにくいので、短い休みの場合に行くようにしています。反対に長い休みの時はバスなどで大陸を周ると効率がいいのでそうしています。

なんとなく旅行する場所を決めて、インとアウトの飛行機を取った後は、旅行に行くまで旅行のことを考えたり、調べたりしないようにしています。というのも普段まで旅行のことに時間を使い出すと、きりがないんですよね。旅行のことを考えるのは、もちろん楽しいんですけど、旅行だけが大事なことではないので、仕事と旅行というオンとオフを切り替えるためにそうしています。

また、後からこういうところもあったんだ・・と後悔したくないので、行く前にガイドブックは必ず買うようにしています。僕は新しい国に行くタイプなので、行くからには行き残しがないよう、観光地もローカルも見て周ります。観光地に行きたくないという人もいますけど、観光地や有名な町にはそれなりに何かありますし、また地元の方もその観光地を誇りに思っているはずなので、そこに訪れたという経験の共有のためにも必ず訪れるようにしています。

旅行とは、自分の原点を確認するもの。

エイミー:堤さんにとって、旅行とは何なんでしょうか?

堤さん僕は旅行で自分のやりたいことが決まりましたし、僕にとって旅行とは、自分の原点を確認するものですね。例えばアフリカの国に行くと、昔の決意から何年も経っているというのに、未だに自分は力がないことを痛感させられるんです。そして、もっと頑張らなきゃ、と自分を奮い立たせる機会になる。単純に旅行は楽しいというのもありますけど、自分を見つめ直すためになくてはならないものですね。

SAGA国際法律事務所 代表弁護士 堤雄史さんよりメッセージ

2016年2月よりバンコクにもオフィスを開設しております(TNY国際法律事務所)。今後もアセアンに限らず、他のアジア、中東、アフリカに展開していければと思っております。

法律事務所ではありますが、弁護士のみならず、翻訳や設立業務などをサポートをしてくれるパラリーガルの方、マーケティングの方、会計などの総務関連の方なども必須であり、事務所のお手伝いをしてくださる海外に興味のある方がいれば是非ご連絡下さい。

また、学生や社会人のインターンも歓迎します。

今後は法律をコアとしつつ、新規事業にも挑戦していく予定です。

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